コラム

Column

2026.7.22

台風・大雪・地震…災害時に空き家管理が重要な理由

住宅密集地で所有している空き家、田舎に残された実家、将来のために購入した土地…こうした空き家・空き地は、所有者にとって多くの課題をもたらします。その中でも特に深刻なのが、台風や大雪、地震といった自然災害です。
災害時には、適切な空き家管理を行っているかどうかで、周辺地域への影響が大きく変わってきます。

INDEX

[目次]

1. 災害時の空き家が引き起こす問題

台風が接近した際、管理されていない空き家は倒壊リスクが高くなります。雨漏りによって建物が傷み、基礎が腐食していれば、強風に耐える力は急速に低下するのです。
特に古い空き家では、屋根瓦が飛散したり、窓ガラスが割れたりして、隣家を傷つけることもあります。
また大雪の地域では、雪の重みで屋根が崩落し、隣地に雪や建材が落下することで、周辺住民にケガをさせるリスクも生まれます。
地震時にも同様の危険があります。耐震診断を受けていない古い空き家が倒壊すれば、周辺の住宅や道路を塞いでしまい、避難経路を奪うことにもなりかねません。
さらに火災が発生した場合、空き家は消火活動が遅れる傾向にあり、火災の拡大につながる可能性もあります。
災害後の問題も深刻です。台風や地震で建物が傷むと、そのまま放置されることで雨漏りが進行し、内部の腐朽が加速します。また倒壊した空き家が道路を塞いだまま放置されると、復旧作業の妨げになり、地域全体の復興が遅れてしまうのです。

2.定期的な見守りが災害リスクを低減する

こうした災害リスクを低減するには、定期的な空き家管理が欠かせません。
建物の外観を定期的に目視で確認することで、雨漏りの初期兆候や外壁の劣化、屋根の破損などを早期に発見できることがあります。また、周辺に不法投棄がないかを確認することで、災害時の火災リスクも減らせます。
さらに定期的な通気・換気で湿度を低減させることで、建物全体の劣化スピードを落とすことができるのです。
ただし所有者が遠方に住んでいたり、高齢で現地に足を運べない場合、こうした定期的な見守りは非常に難しいものです。月々の管理費用がかかることも、ためらう理由になってしまいます。

3.低価格で実現できる空き家の見守り

アキパトは、そうした課題を解決するために生まれたサービスです。月額990円から利用でき、地元の不動産会社と地域の障害福祉サービス事業所やシルバー人材センターが連携して、定期的な見回りを行います。
建物の外観確認、不法投棄の有無確認、軽微なゴミ拾いなどを行い、写真付きで所有者に報告するため、遠方からでも空き家の状態を把握できるのです。
もし定期的な見守りで建物の劣化が発見されれば、早期に対策を講じることで、災害時のリスクを大きく減らせます。
また、地域の不動産会社が窓口となり、就労継続支援B型事業所などと連携する仕組みそのものが、地域課題の解決にもつながっています。
障害のある方や生きづらさを感じている方が、重要な仕事を通じて社会参加できる環境を整えることで、地域全体が活性化し、空き家問題に目が行き届く地域づくりが実現するのです。
空き家は所有者の「資産」であると同時に、周辺地域にとっては「地域の安全性」に直結する存在です。台風や大雪、地震といった災害を前に、自分の空き家が周辺に被害を及ぼさないか、不安を感じている所有者も多いはずです。
その不安を低価格で解消し、かつ地域貢献にもつながるアキパトのようなサービスは、これからの空き家時代の必須の選択肢となるでしょう。